千葉市中央区椿森「山口歯科クリニック」のインプラント治療
グラフトレス手術
グラフトレス術式は患者さんの負担が少ない術式です。
骨移植や骨造成しなくても行える、患者さんにとって侵襲が少ない治療法
まず「グラフトレス」とは、グラフト(骨造成・骨移植)レス(しない)の意味です。
従来であれば、インプラント埋入部位に骨が不足している場合、骨移植・骨造成が不可欠でした。(昔は腰の骨から移植することもよく行われていました。)
しかし、「グラフトレス手術」では、長さの短いインプラントや、骨のある部位へ傾斜させて埋入する手技を用いて、外科的手術の身体的な負担(痛みや腫れ)を軽減させ、治療期間も短くできるという、患者さんにとってメリットの大きい治療法となります。
もちろん、骨の状態によってグラフト手術が必要なこともありますが、当院ではまず第一選択として「グラフトレスコンセプト」を患者さんに説明、提供しております。
「自分自身がしてほしい治療」=「グラフトレスコンセプト」
グラフトレス術式によるインプラント治療のメリット
メリット
デメリット
- 1.審美領域(前歯など他人から見える所)では術後の審美障害が少ない。
- 2.インプラントを埋入する際には、大きなリスクを回避できる。
- 3.清掃性がよい。
デメリット
- 1.骨造成・骨移植の手術で身体的侵襲が大きい。(腫れ・痛み)
- 2.手術後、その骨が生着するまで半年程度待機しなくてはならない。
- 3.人工の材料を使用するため、術後の感染を起こすことがある。
- 4.骨造成・骨移植のための費用がかかる。
メリット
デメリット
- 1.治療期間が短くできる。
- 2.手術はインプラントの埋入手術だけなので、身体的な侵襲は少ない。
- 3.費用を抑えられる。
デメリット
- 1.審美領域(前歯など他人から見える所)には適さないこともある。
- 2.骨の幅・厚みによっては骨移植・骨造成が必要になる場合がある。
- 3.上部構造物が入ったあと、清掃がしづらいことがある。
グラフトレス術式の流れ
グラフトレス手法をより安全に確実におこなうには、ラジオグラフィックガイドやサージカルテンプレートを用い、ノーベルガイドでコンピューター上のシミュレーションをし、より綿密に治療に望むことが必要になります。
非常に細かい工程を踏むことによって、感染リスクを少なくし、手術時の負担が少ない低侵襲治療をおこなうことができるのです。
CTを撮るためのマウスピースであるラジオグラフィックガイドを製作するため歯型を取ります。ラジオグラフィックガイドは通常約1週間ほどで完成します。
インプラント治療をより安全に行うために、歯科用CTを使用して顎の骨の精密な画像を撮ります。顎の骨の画像を3D化し、患者様に最適なインプラントを選択します。
設計したデータをもとに、インプラントの埋入位置や角度が反映されたサージカルテンプレートを製作します。このサージカルテンプレートをお口の中に装着し、正確にインプラント治療を進めていきます。